Across the Oceans:多様性の交錯
静岡県立大学×カリフォルニア大学バークレー校
協定更新記念公開セミナー
主催 : 静岡県立大学 グローバル・スタディーズ研究センター
Zoom 開催
趣旨説明 松森奈津子 (静岡県立大学)
静岡県立大学とカリフォルニア大学バークレー校は、2007年に大学間交流協定を結び、今年3回目の協定更新を迎えました。これを記念し、両校の交流の歴史を振り返りながら、海洋を超えた多様な人々や文化の交錯をテーマにリレー講演をお届けします。
第1部 2023年11月20日(月)11:00-12:00
主催者挨拶 石井由香 (静岡県立大学教授、グローバル・スタディーズ研究センター長)
交流の概要 澤田敬人 (静岡県立大学教授、国際交流バークレー校専門委員)
記念講演1
献策家(アルビトリスタ)と革新者(ノバトル)―17世紀「危機」の時代のスペイン思想―
講師 松森奈津子
(静岡県立大学国際関係学部教授)
第2部 2023年12月18日(月)15:00-16:00
記念講演2
食・生業の多様性と農生態系の多重安定性―歴史生態学とレジリエンス理論の視点から―
講師 羽生淳子
(カリフォルニア大学バークレー校教授)
第3部 2024年 1月15日(月)13:00-14:00
記念講演3
アジア系アメリカ人の歴史とアメリカン・ドリーム
講師 山中啓子
(静岡県立大学グローバル・スタディーズ研究センター客員研究員)
講師略歴
松森奈津子 東京都生まれ。スペイン政府給費奨学生として、国立マドリード大学博士課程修了(Ph.D., 政治学)。カリフォルニア大学バークレー校元客員研究員。専門は政治思想史、国際思想史。スコラ学が近代政治思想に与えた影響を考察している。主著に、The School of Salamanca in the Affairs of the Indies (Routledge, 2019), 『野蛮から秩序へ』(名古屋大学出版会、2009、サントリー学芸賞)、Civilización y barbarie (Biblioteca Nueva, 2005)など。
羽生淳子 神奈川県生まれ。総合地球環境学研究所客員教授。カリフォルニア大学バークレー校人類学科教授・日本研究センター長。専門は、縄文考古学、歴史生態学。食の多様性と文化の景観利用の長期持続性との関係について、学際的・国際的な議論を進めている。主な著書に『やま・かわ・うみの知をつなぐ―東北における在来知と環境教育の現在―』(共編著・東海大学出版部、2018)、Ancient Jomon of Japan(ケンブリッジ大学出版会、2004)など。
山中啓子 静岡県生まれ。コーネル大学社会学部博士号取得、カリフォルニア大学バークレー校にて民族研究学部とグローバル研究学部にて長年講師として教えたのち、2023年12月に退職。研究と出版はアジアにおける労働移住に関するものが多い。
参加申し込み締め切り : 第1部 11月16日,第2部 12月14日,第3部 1月13日
(多数の申し込み、ありがとうございます。
申し込みは締め切りました。)
参考:これまでの公開セミナー
第4回 | 静岡県立大学大学院国際関係学研究科設立30周年記念公開セミナー「ホスピタリティと文化融合」、2021年12月13日、於・フラメンコスタジオ・フォルトゥーナ (Zoom開催) |
第3回 | 江頭ホスピタリティ事業振興財団(ロイヤルホールディングス)研究助成公開セミナー「ホスピタリティでつなぐ世界・仕事・静岡」、2021年1月25日、於・京町家ちおん舎(Zoom開催) |
第2回 | トヨタ財団研究助成公開セミナー「排外主義と国際協調主義の間に現実的な妥協点は見出だせるか」、2018年10月17日、於・静岡県立大学 |
第1回 | 静岡県立大学教員特別研究推進費公開セミナー「外国語を使う警察官―グローバル化社会における法と秩序」、2015年7月24日、於・静岡県立大学 |
本セミナーは、静岡県立大学大学院特別講義予算、静岡県立大学交流事業予算、静岡県立大学教員特別研究推進費(区分1)、科研費国際共同研究強化(A)、科研費挑戦的研究(萌芽)に基づくものです。