サラマンカ学派創設500周年記念公開セミナー
「カスティーリャから世界へ―初期近代スペインの思想・社会・帝国」

初期近代スペインを代表する神学者フランシスコ・デ・ビトリアは、1526年にサラマンカ大学の神学正教授に就任しました。トマス・アクィナスを範とする彼の思想は、以後20年間にわたるサラマンカでの大学教育を通じて多くの弟子たちに受け継がれ、スペインの帝国的拡大とともに世界中に広まりました。本セミナーでは、世界各地で節目の年が祝われているサラマンカ学派の特質と意義を、その歴史的背景とともに考察します。
第1部 科研費基盤研究(B)2026年度成果報告( 1 )
松森奈津子
「サラマンカ学派の形成と展開-1526年から2026年まで」
2026年10月5日(月)13:20~15:40(休憩:14:20~14:40)
(Zoom開催)
第2部 2026年度静岡県立大学特別講義
瀧本佳容子
「インディアス発見前夜のカスティーリャ-文芸と政治社会」
2026年10月19日(月)14:50~16:10
(Zoom開催)
第3部 科研費基盤研究(B)2026年度成果報告( 2 )
松森奈津子
「初期近代スペインの帝国的諸相-アフリカからアメリカを経てアジアへ」
2026年11月9日(月)13:20~15:40(休憩:14:20~14:40)
(Zoom開催)
講師:松森奈津子 (静岡県立大学国際関係学部教授)東京都生まれ。専門は政治思想史、国際関係論、地域研究(スペイン)。アフリカ、アメリカ、アジア進出をめぐるイベリア帝国思想を、とりわけスコラ学からカトリック啓蒙に至る諸相に焦点をあてて考察している。また、民主化後のスペイン政治経済を、自治州国家体制、外交、社会経済制度改革を中心に検討している。主著に、The School of Salamanca in the Affairs of the Indies (Routledge, 2019), 『野蛮から秩序へ』(名古屋大学出版会、2009年、サントリー学芸賞)、Civilización y barbarie (Biblioteca Nueva, 2005)などがある。
講師:瀧本佳容子(慶應義塾大学商学部教授) 徳島県生まれ。専門は中世後期カスティーリャの文学・文献学。特に、政治社会状況が大きく変動した中世末期のカスティーリャ社会で、イタリア・ルネサンスの影響も受けつつ、俗語であるカスティーリャ語の使い手たちが何を希求し、それを言語で表現したかを研究している。主著に、「レオノール・ロペス・デ・コルドバの『回想録』-ナラティヴ戦略としての矛盾-」『地中海学研究』第35号、2012年、「カスティーリャ語の権威化-15世紀のカスティーリャ文学をめぐる試論-」『慶應義塾大学日吉紀要』第44号、2012年、「近代的作者の誕生-セルバンテスと『贋作ドン・キホーテ』-」(納富信留・明星聖子編『フェイク・スペクトラム 文学における〈嘘〉の諸相』勉誠出版、2022年所収)などがある。
参考:これまでの公開セミナー
| 第7回 | 科研費・教員特別研究推進費公開セミナー「大交易時代とイベリア経済思想」、第1部 2025年11月17日、第2部 2025年12月22日、第3部 2026年1月19日 (Zoom開催) |
| 第6回 | 科研費・教員特別研究推進費公開セミナー「イベリア・スコラ学とアメリカ,アジア」、第1部 2024年11月18日、第2部 2024年11月18日、 第3部 2024年11月25日、 (Zoom開催)Zoom開催 |
| 第5回 | 静岡県立大学×カリフォルニア大学バークレー校協定更新記念公開セミナー「Across the Oceans:多様性の交錯」、第1部 2023年11月20日、第2部 2023年12月18日、 第3部 2024年 1月15日、 (Zoom開催)Zoom開催 |
| 第4回 | 静岡県立大学大学院国際関係学研究科設立30周年記念公開セミナー「ホスピタリティと文化融合」、2021年12月13日、於・フラメンコスタジオ・フォルトゥーナ (Zoom開催) |
| 第3回 | 江頭ホスピタリティ事業振興財団(ロイヤルホールディングス)研究助成公開セミナー「ホスピタリティでつなぐ世界・仕事・静岡」、2021年1月25日、於・京町家ちおん舎(Zoom開催) |
| 第2回 | トヨタ財団研究助成公開セミナー「排外主義と国際協調主義の間に現実的な妥協点は見出だせるか」、2018年10月17日、於・静岡県立大学 |
| 第1回 | 静岡県立大学教員特別研究推進費公開セミナー「外国語を使う警察官―グローバル化社会における法と秩序」、2015年7月24日、於・静岡県立大学 |
