科研費・教員特別研究推進費公開セミナー
「大交易時代とイベリア経済思想」

15世紀のアジア海域には、東シナ海、南シナ海、ベンガル湾、インド洋、アラビア海を舞台に、琉球、泉州、マラッカ、カリカット、ホルムズなどが結びつく交易ネットワークが存在しました。16世紀になるとそこにポルトガル、スペインをはじめとする西洋諸国が参画し、大西洋と太平洋が新たな交易ルートとして加わりました。本セミナーでは、そのようにして登場した初期近代のグローバル・エコノミーにおけるイベリア経済思想の意義を、イスラームの影響や日本との関係に目配りしながら検討します。
第1部 科研費挑戦的研究(萌芽)課題終了報告
トレド翻訳学派、スコラ学派、アルビトリスタ
―イベリア経済思想におけるイスラームの影響―
2025年11月17日(月)13:20~14:20
第2部 静岡県立大学教員特別研究推進費(区分2)課題終了報告
初期近代の金属国際交易ネットワークと静岡
―土肥、天正、梅ヶ島の金銀を中心に―
2025年12月22日(月)13:20~15:40(休憩:14:20~14:40)
第3部 科研費基盤研究(B)2025年度成果報告
「発見/探検の時代」か「大航海時代」か「大交易時代」か
―日本、ヨーロッパ、南北アメリカの教科書から読み解く「歴史を語る視座」―
2026年1月19日(月)14:45~15:45
講師:松森奈津子 (静岡県立大学国際関係学部教授)スペイン政府給費奨学生として、国立マドリード大学政治社会学部博士課程修了。Ph.D.(政治学)。国立サラマンカ大学地理歴史学部招聘教員、慶應義塾大学法学部特別招聘講師、京都大学地域研究統合情報センター共同研究員、ハーバード大学歴史学部客員研究員などを務める。専門は政治思想史、国際思想史。アメリカ、アジア進出をめぐるイベリア帝国思想を、とりわけスコラ学からカトリック啓蒙に至る諸相に焦点をあてて考察している。主著に、The School of Salamanca in the Affairs of the Indies (Routledge, 2019), 『野蛮から秩序へ』(名古屋大学出版会、2009年、サントリー学芸賞)、Civilización y barbarie (Biblioteca Nueva, 2005)など。

参考:これまでの公開セミナー
| 第6回 | 科研費・教員特別研究推進費公開セミナー「イベリア・スコラ学とアメリカ,アジア」、第1部 2024年11月18日、第2部 2024年11月18日、 第3部 2024年11月25日、 (Zoom開催)Zoom開催 |
| 第5回 | 静岡県立大学×カリフォルニア大学バークレー校協定更新記念公開セミナー「Across the Oceans:多様性の交錯」、第1部 2023年11月20日、第2部 2023年12月18日、 第3部 2024年 1月15日、 (Zoom開催)Zoom開催 |
| 第4回 | 静岡県立大学大学院国際関係学研究科設立30周年記念公開セミナー「ホスピタリティと文化融合」、2021年12月13日、於・フラメンコスタジオ・フォルトゥーナ (Zoom開催) |
| 第3回 | 江頭ホスピタリティ事業振興財団(ロイヤルホールディングス)研究助成公開セミナー「ホスピタリティでつなぐ世界・仕事・静岡」、2021年1月25日、於・京町家ちおん舎(Zoom開催) |
| 第2回 | トヨタ財団研究助成公開セミナー「排外主義と国際協調主義の間に現実的な妥協点は見出だせるか」、2018年10月17日、於・静岡県立大学 |
| 第1回 | 静岡県立大学教員特別研究推進費公開セミナー「外国語を使う警察官―グローバル化社会における法と秩序」、2015年7月24日、於・静岡県立大学 |
